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13本目。Fender Japan/Stratocaster

ロックシーンに無くてはならないギターの一つであるストラトキャスターは、1954年にフェンダー社から発表・発売されました。現在製作・販売されているオーソドックスなストラトは、基本的には発売当時の仕様を踏襲しています。テレキャスと共に50年以上経った今も同じ姿かたちで第一線において活躍していることは、ある意味で驚異的です。

レオ・フェンダーが作ってきたギターはどれも大量生産が可能な仕様となっており、このことが後にコンポーネント・ギター(スーパー・ストラト)を生み出す大きな要因となりました。

スタンダードなストラトの基本的な仕様は、3シングルピックアップ、ピックガードマウント、シンクロナイズド・トレモロ・ユニット、となりますが、その後派生したストラトはハムバッキングピックアップへの置換、アクティブ回路の導入、FRTユニットの搭載、さらにはピックガードレス化、ヘッド形状の変更、フィンガーボードのスキャロップド加工など、様々なバリエーションを生み出しています。

私が音楽にハマリ始めた10代の頃、たまたま聞いていた音楽の多くがギブソン系のギターを持つミュージシャンであったため、テレキャスやストラトに対する憧憬というものはあまり強くありませんでした。かなり後年になって、イングヴェイ・マルムスティーンの影響からスキャロップドネックに差し替えたストラトを組んだ時が、最初に手にしたストラトだったと思います。その後、TOKAI製のオーソドックスなストラトを手に入れたりもしましたが、これはほとんど弾かないうちにハンドメイドのフランジャーと共に知り合いに売却してしまいました。

今回取り上げるのは、このインギーストラトを組んだ直後に手に入れたフェンダー・ジャパン製のストラトキャスターです。

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これは、80年代当時にカタログモデルとして市販されていたもので、はじめからS-S-Hのピックアップ構成でFRTが搭載されていました。
購入当時は黒のピックガードに黒のピックアップ、黒のV・Tノブが付いていました。しばらくはノーマル状態で使っていましたが、5wayスイッチが壊れてしまい、これを交換する際にピックガード・ピックアップ共にホワイトの仕様に変更してしまいました。
シングル2本はメーカー不明、ハムバッキングはディマジオのはずですが、モデル名は不明です。ピックガードとピックアップを共に白に換装した時、イメージしていたのはアイアン・メイデンのデイヴ・マーレイの持っていたストラトでした。

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最初にこれを手にした時はネックが太くて弾きにくいな~、という印象でした。
でも、こいつじゃないとうまく弾けない曲やフレーズがあったりするのは不思議です。自分にとっては使いやすいはずのレスポールではうまく指板上を指が動かないのに、このストラトだとバッチリとハマってしまうんです。ギターに弾かされてしまう、ってあるんですよね。

次回は、同じく80年代~90年代初頭に台頭したストラトの派生型の1本を取り上げます。

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