SSブログ

7本目。ホームビルドギター

それぞれのギタリストが理想とするギターの要求仕様って、人それぞれに違いがあると思います。私の場合で言えば、理想はハムバッキングPU、ロック式のフロイドローズタイプのユニット、ミディアムスケール(ギブソンスケール)でジャンボフレット、ダブルカッタウェイでハイフレットに容易に指が届き、魔法のようなフレーズが難なく弾きこなせる、他に誰も持っていないシルエット・カラーリングのギター、ということになります。

究極の理想的なギターは、超一流のビルダーに最高の材とパーツによって作らせることで叶うのでしょうが、しがない小市民の我々には夢のまた夢。そんな時は金を出さずに知恵を出せ!ということで、自分で作ってしまうのが手っ取り早くて楽しいってもんです。
かのエドワード・ヴァンヘイレンも自らコンポーネントギターを組んだり、既製品を加工して使っていましたよね。
幸い、エレクトリックギターに関しては改造用のリプレイスメントパーツや補修用のパーツが容易に手に入るため、オリジナルギターを作ることがそれほど困難ではありません。

そこで、今回取り上げるのは様々なパーツを組み合わせて作ったホームビルドのギターです。

DSCN0073-7・130-18%.jpg

まずボディはフェルナンデスのFSTシリーズのもの、ネックは現在装着しているものが3代目となるTOKAI製。フロイドローズタイプのロック式FRTユニット。そしてピックアップにはフェルナンデスのサスティナーを搭載し、スカルペイントのピックガードを付けています。

サスティナーユニット本体は本来ボディの裏から装着するものですが、工作を楽にするためにボディの表面から掘り込んでパネル止めにしてあります。サスティナーにはいくつかの種類があるようですが、このユニットは9V電池一個で駆動するタイプで、ユニット単体で別売りされていたものです。ミニスイッチの切り替えで実音を伸ばすモードと倍音を伸ばすモード、その中間のモードを選ぶことが出来るようになっています。サンプリングによって同じ音を出し続ける訳ではないので、ビブラートを掛けたりすることもできます。

DSCN0074-7・95-20%.jpg

もともとEXタイプのバナナヘッドのネックを付けていて、なんとなくバンヘイレンのストラトっぽい雰囲気でしたが、フレットに異常が生じて別のネックに付け替えたのですが、2本目のネックは音程が安定しなかったため(いわゆるフレット音痴?)、現在のコンコルドヘッドタイプのトーカイ製に落ち着いています。
サスティナーを付けたのは2本目のネックに交換した頃で、ピックガード交換は3本目のネックに取り替えた以降でした。新しいバナナヘッドタイプのネックが見つかれば4本目への換装もあるかもしれませんが、ひとまずは現状の組み合わせで落ち着くのではないかと思います。

自分で組み立てるとなるとギターそのものの構造やパーツの規格など、普段余り気にもしないことが見えてきて、それはそれで面白いものです。ただ、規格そのものが統一されていないので、製造メーカーによっては同じパーツながら大きさが違う事などが往々にしてあるため、使えるようなギターを組み上げるのは結構シンドイ作業になることがあります。

さて、次回は大阪のおばちゃんも喜ぶ(?)ハデハデなギターを取り上げます。





nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。