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3本目。「今となっては懐かしい」Orville/オービル レスポールモデル

エレキギターの場合、音楽のカテゴリーによって使われる楽器の種類ってなんとなく分類できるケースが多いですよね。有名なアーティストやバンドが使っている印象が強く記憶に残る、という作用も多分に関係しているとは思いますが・・。

例えば、ベンチャーズ → モズライト。ビートルズ → リッケンバッカー。チャー → ムスタング みたいな。
まぁ、人によって思い描くものは違うかもしれませんが・・。

で、70年代の「ロック」を代表するギターといえば、当時の青少年は「ストラトキャスター」か「レスポール」だった訳ですよ。好きなバンドやアーチストがどっちを持っていたかによって、おのずと初めて買うギター決められていったものでした。

私の場合、10代の頃は生粋の(ココ洒落ね)キッス・フリークでしたから、何と言っても狙いはフライングVかレスポールでした。でも、もちろん当時の高校生にモノホンのGibsonなど買える筈もありませんから、実際に手にしたのはAriaProⅡのレスポールのコピーモデルでした。

という訳で、とてもとても前置きが長くなりましたが、3本目に登場しますのは、私が最初に手にしたものではありませんが、Orvilleのレスポールモデルです。

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写真では分かりにくいのですが、いわゆる「レモンドロップ」というカラーだと思います。

これはNOAHの3枚目のアルバム「Judgment Day」の製作に入る少し前に、川崎区東田町にある「伊藤楽器」(現在は廃業・閉店か?)で入手したものです。「Judgment Day」のほとんどのソロパートはこのギターで弾いています。
このギターを入手した時点で、すでにOrvilleというブランドはなくなっていました。私が持っているOrvilleはこの1本だけです。

手の小さい自分にとって、ギブソンスケールのギターはよりロングスケールのストラトよりも運指が容易であるというメリットを持つものの、シングルカッタウェイのレスポールモデルはハイポジションを弾きにくいというデメリットを持っています。

Orvilleの他のモデルを持っている訳ではないので、はっきりしたことは言えませんが、このレスポールに関してだけ言えば、とても造りのしっかりした「優等生」という印象があります。レスポールらしいマイルドなトーンが素直に出てくれて、音作りに関しては楽だったことを覚えています。

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レスポールって、やっぱロックギターの王道ですね。

さて、次回4本目は「変形」ギター系に行きましょう。


2本目。”何だ、またかよ!”GRECO M-90

前回に続いてまたもやグレコのミラージュです。

何でミラージュばかりなのか・・
形が好きだから、というのが最大の理由ですが、60年代生まれの自分には大きなこだわりがあります。

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この形のギターを最初に目にしたのは、KISSのポール・スタンレーが抱えていたPS-10でした。
もちろんこれはグレコではなくIbanez製。

同じ形をしていながら、ミラージュとして初めて目に飛び込んできたのはCheap Trickのリック・ニールセンが武道館公演で使ったM-1000。アルバム「at Budokan」の裏ジャケットに写っているあのメタリックブルーのギターです。

KISSもCheap Trickも自分がロックに目覚めた最初期に聞き込んでいたバンドで、それだけに思い入れも大きなものがあります。

上の写真は多分M-90という1993年以降に再生産されたシリーズの1本だと思います。年代的には1本目に取り上げたM-110FRと同時期の生産のようです。
写真ではフラッシュの反射により、かなりメタリックっぽく見えますが、実際は青紫のようなブルーです。

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70年代のミラージュシリーズ最初期のモデルはクイックフックテールピース「TP-GO」とワイドチューンブリッジ「BR-GO」が搭載されていましたが、M-90はノーマルなチューン・O・マチック・ブリッジとストップ・テイルピースの組み合わせになっています。
このギターに関してはまったくのノーマル状態で、パーツの交換等は行なっていません。ライブに持って出たことがないどころか、確か、スタジオで音を出したことすら無いと思われます。いつかスタジオで鳴らしてみたいです。

実はまだ他にもミラージュがあります。PS-10もありますので、別の機会にご紹介させていただきます。

次回、3本目はもう少しノーマルなギターを紹介いたします。

最初の1本目。GRECO ミラージュM-110FR[改]

ギターとの最初の出会いは小5か小6の頃。親に買い与えられたガットギターでした。
最初に練習した曲は「禁じられた遊び」。未だに全部を弾きこなせていません(笑)
その後、高校生になって、バイトをして貯めた金で初めてエレキギターを自分で買いました。

それから早や30ぅん年。いろんなバンドや仲間との音楽活動を続けているうちに、何故かギターが私の周りに集まって来てしまいました。

新品、中古、ジャンク。パーツを組み立てて作り上げたものなど、その数50本以上。
自分でも何本あるのかが分からなくなっています。たまにギターケースを開けると、よく覚えていないブツが顔を出したりします。

好きなんですよね、ギターそのものが。

で、自己整理の目的も兼ねて、1本ずつ彼らの素性を書き出していくこととしました。


記念すべき1本目は、個人的にリメイクしたグレコのミラージュです。

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ベースはM-110FRのブラック・パーツ仕様のモデルのようです。入手時にはEMGのピックアップが2発乗っていましたが、フロントのザクリを埋めてリアのみTONEZONEを乗せ換えてあります。コントロールは1Volのみ。

リメイクしたギターとしては4本目にあたりますが、ようやく人前に出せる状態での仕上がりになりました。

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比較的綺麗だったボディ表面の塗装を剥いで、和柄プリントの布を貼り付け、クリアラッカーを塗布した後、表面の研ぎ出しを行なって仕上げています。ヘッドのトラスロッドのカバーにも龍の顔が出ています。

青地ベースに白い雲のような模様と、精悍な龍が描かれていてなかなか良いな~、と本人的にはすこぶる気に入っています。2007年から2008年にかけて、NOAHのライブでステージに上がっています。これからもまだ登場の機会があるかもしれません。

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