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11本目。Gibson/Les Paul Standard

昨年12月のNOAH15周年ライブでは、サプライズコーナーとして、「Rising Sun」の演奏の際に各メンバーがそれぞれ別のパートを受け持つ、というのをやってみました。私はベース担当でした。久しぶりにベースを持っては見たものの、ストラップの長さもアンプのセッティングもカズ仕様なので何となく手に馴染まないママで元のパートへと戻ってしまいました。もちっとしっかり弾けていればよかったのですが・・。

ただこの企画、結構面白かったので、またの機会があったらやってみたいですね。今度は何のパートになるのでしょう。

で、「Rising Sun」の頭からパートをチェンジし、途中でそれぞれのパートに戻って曲を再開するという流れだったのですが、元のパートに戻る際に、私はギターをエクスプローラーからレスポールに持ち変えました。

今回ご紹介するのがそのギター、Gibson Les Paul Standardです。

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カラーは一般的なチェリーサンバースト。シリアルナンバーからすると20年ほど前のギターのようです。
このギターも勿論中古入手だったのですが、最初からオリジナルの状態ではありませんでした。このギターのピックアップにはオーソドックスなクロームカバーの付いたハムバッカーが搭載されていたようなのですが、私が入手した時点で既にゼブラカラーのピックアップに換装されていました。

実はこのピックアップが只者ではなかったのです。Gibsonのヒストリックコレクション・レスポールに搭載されている「Burstbuckers」というピックアップです。こいつは「PAF」を再現するという目的で開発されたものとのことで、その後いくつかのシリーズがギブソンからリリースされていました。リプレイスメント・ピックアップとしては高価なものでした(定価で1本3万円位だったと記憶してます)ので手も足も出ませんでしたし、どちらかというとサウンド的にはビンテージサウンド指向とのイメージがあって、HRギタリストとしては食指が動かなかったピックアップではありました。

しかし、いいんですよ音が!!。これぞレスポールの音だ!、っていうのが出ちゃうんですよ。

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ライブではいつも使ってる「ToneZone」用のセッティングをしたエフェクターをそのまま使ったので、前半に使ったエクスプローラーと比べると若干音圧に欠けるものの、音色はお色気プンプン。メイプル・トップ、マホガニー・バックのボディマテリアルと絡むと、なんともいやらしぃ~音がするんですよ。

このギターにはフロントに出力が低めのType1が、リアには高出力のType3が搭載されています。今回のライブではリアポジションのみしか使いませんでしたが、もう少し研究して両者を使い分けてみたいと思っています。

ちなみに、NOAHライブの時はピックガードを外して使いました。理由はピックガード・レスのレスポールが好きだから。それだけです。

さて、次回は少しマイナーなギターを取り上げてみることとします。

ロックなグッズ Part.2

12月丸々更新せず、2ヶ月ぶりの登場です。

12月7日のNOAH15周年ライブは多くの方にご来場いただき、盛会の内に幕を閉じました。当日、おいでいただけた方々に感謝申し上げます。
当日のライブの様子は「黙っておれん!」さんの闇録した映像がYOUTUBEにアップされていました。気になる方は見に行ってみてください。
http://jp.youtube.com/watch?v=pPhsnPxw3Ew&feature=channel_page

当日の使用機材は、「10本目」で取り上げたNOブランドのエクスプローラーと未紹介のギブソンレスポールスタンダードでした。
エクスプローラーは思っていたよりもライブ中の取り回しが容易で、使いづらさはありませんでした。

さて、今回はロックなグッズPart.2です。

今回のグッズはアーティストTシャツ・プリントシャツです。
アーティストTシャツと言えば、コンサート会場で売られているマーチャンタイズの代表格ですが、ライブの都度、一枚。二枚と買い込んで入るうちに着ない・着れないTシャツが増えてしまいました。

記憶にある最初のライブ観戦は、洗足学園大学の大学祭にゲストで出演していたBOWBOWでした。70年代後半、オリジナルの4人メンバーでめちゃくちゃ演奏が巧かったのと、「音大には絶対音感を持った人がいるのでやりづらい」と山本恭司が言っていたのを覚えています。

チケットを買って見た最初のライブは、KISS脱退後のACE FREHLEYが率いて来日したFREHLEY's COMETでした。時は1993年11月6日(土)、場所は昔の川崎・クラブチッタでした。
この時会場で購入したのがこのTシャツです。

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当日のセットリストはもう記憶にありませんが、FREHLEY's COMET名義で発表されてきた楽曲以外にもKISSの曲も結構やっていたように記憶しています。
Tシャツのほうは結構着倒しているのでヨレヨレになってしまいました。今にして思えば、未着用のままできれいに保管していたらプレミアが付いていたかもしれませんね。

KISSといえばロック界のマーチャンタイズ大王で、これまで版権を付与して発売した商品軍はそれこそ星の数ほどあるのではないかと思われるほどです。我が家にもフィギュア、ZIPPOライターから靴紐までありますが、その中の一点を今回取り上げます。

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これは、アルバムLOVE GUNのジャケットデザインをプリントしたナイロンシャツです。絵柄そのものはとってもクールなんですが、こんなもの着て外を歩いたらすぐ通報されそうです。多分一生着ないと思います。

そして、ついでにもう一枚。絶対に外へ着て出られない一品を。
IRON MADENのアルバムKILLERSのジャケットをプリントしたナイロンシャツです。
初代エディー君が余りにも不気味です。

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さて、次回はあまりインターバルを空けずにギターを取り上げていきましょう。

10本目。Explorer(エクスプローラー)/unknown Brand

私がギターで参加してるバンドNOAHは、今年、15年目に入りました。
現在は5人編制のバンドですが、発足当時は4人編制でした。発足時の4人の苗字、中野・小田桐・新井・原田のアルファベットの頭文字を並べたのが、バンド名をNOAHとした由来です。
この間、自主制作でのCDを3枚発表し、18回のライブ活動を重ねてきました。

そして、2008年12月7日(日)、結成15周年を記念するライブを、渋谷TAKE OFF 7で敢行することとなりました。当日は午後5時開場、5時30分演奏開始、特別枠の60分間演奏となっています。
詳しくはNOAHのホームページhttp://www.noahworld.net/
でご確認ください。

ココ何回かのライブはテイクオフが定番となっていますが、初期の頃は大塚のCAVE、岩本町のPAGODA、その後、大塚Welcome Back、鶴見Club TOP'Sなどにも出させていただきました。初期のライブでは長らくメインギターとして使っていたシャーベルのストラト・タイプのギターを抱えてステージに上がっていましたが、後半ではほぼ毎回異なるギターで演奏をしていました。

そこで、今回はどのギターで出ようかな?と考えました。
NOAH場合、演奏する楽曲にもよるのですが、基本的にはフロイドローズタイプのロック式ユニットが乗ったものを選択することが多かったです。今回は演奏時間が60分と長いこともあって、2本を持ち込もうと考えています。

本ブログ10本目として取り上げるギターは、15周年ライブで使用する候補の内の1本、エクスプローラーです。

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このギター、横浜のイシバシ楽器で中古品として購入したものですが、正式にはブランド名・製造メーカーとも不明の1本です。一応、ヘッドにはESP・Navigaterのロゴ(ただし、シール式のデカール)が入っていて、本体についてきたソフトケースにもESPのロゴは入っているのですが、イシバシ楽器の店員さんの話では確証が無いのでノーブランド扱いとしているとのことで、スペックの割には格段に安い値段で売られていました。
大きな傷や打痕も無い、いわばプレーヤーズコンディションで、セットネック仕様で初めからFRTのユニットが乗っていました。

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このギターは購入後、ペグ、ロックナット、ピックアップ、FRTユニットを交換しています。ペグはシャーラー製で弦をロックできるタイプのものに、ロックナットとFRTユニットはゴトー製のものに交換し、それぞれゴールドのモノを乗せています。ピックアップはリア・フロントともにDiMazioのDP155 Tone Zoneです。

ピックガード無しでFRT搭載は、一般的なエクスプローラーと比べると、随分と面構えが違って見えます。エクスプローラーは昔から好きなギターだったのですが、立っても座っても弾きにくいギターでライブに持ち出すのは躊躇していました。今回のライブでは是非使ってみたいと思い、スタジオ練習時にも持ち出し始めたところです。こいつにも一度ステージに立たせてやりたいな、と思っています。さてさて、どうなりますことやら・・。

これで10本目まで来ましたので、次回はギターから離れてロックなグッズのパート2を取り上げます。

9本目。Phoenix bass by GRECO

最初に入手したベースがこのGRECO製のフェニックスベースです。「6本目。Epiphone RIPPER BASS」のところでも記載しているように、当初はデモテープ作成用に購入したものです。その後、MILLINDAと言うバンドで3年間このベースを弾いてきました。

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選定の理由はミディアムスケールであったことと、当時の店頭販売価格が安かったからです。これを購入したのは渋谷のイシバシ楽器だったのですが、店員さんに「何でこんなに安いの?」と尋ねたら「人気無いから!」とツレナイ返事。あまりにも不憫であったため家まで連れ帰ったと言う経緯があります。

このシリーズは一応プリプリ(Princess・Princess)のベーシスト・渡辺敦子モデルということになっていますが、当人のモデルはロングスケールの26フレット仕様のようです。
パッシブ型のプリアンプが入っていてトーンの調整幅が広いのが特徴です。ネックは細めの作りで、手の小さい自分には大変重宝できる一本です。ナットはブラス製で気合を感じさせる仕様です。

MILLINDAではドラムの「ささまこ」やギターの「リッキー」が作ってきたラフデモを聞きながら自由にベースラインをアレンジさせてもらえたので、とても楽しく曲作りに参加できました。元がギター弾きですので、多分生粋のベーシストとは違う発想でのライン作りをしていたように思います。
自分はギターの延長でピック弾きだったため、スラップや指での技巧的な弾き方ができない人だったのですが、MILLINDAで何度が出演させていただいたCLUB24(横浜関内のライブハウス)の店長さんからは「ベース上手だね」とお褒めの言葉をいただいたことがあり、とても嬉しい思いをした記憶があります。

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ラメ入りのショッキング・ピンクというド派手なカラーリングが災いして、誰の手にも渡らずに楽器店の片隅で「特価」の値札を付けられていたようですが、往年の派手さは薄れボディの色はかなり退色が進んでしまって今は紫がかった色に変色しつつあります。

こいつとはMILLINDAに在籍した3年余りの間に、33回のステージと100回を優に超えるスタジオワークを共にしてきただけに、とても思い入れがあります。今はもうほとんど触ってやる機会もなく、擦り切れたギグバックに収まってギター倉庫の奥で余生を送っています。

次回はギターに戻ります。NOAH15周年ライブでの使用機材候補の1本を取り上げます。

8本目。PURPLE TIGER by LTD

今回取り上げるギターは俗に言う「アーティストモデル」です。しかも、GEORGE LYNCH(ジョージ・リンチ)のシグネイチャーモデルです。う~ん渋い!!

何で「渋い」かって言うと、私の中でジョージ・リンチって、「マッチョなおとーさん」というイメージなんです。何でなのか分かんないけど、そんな印象。別に、特に好きな訳でもないし、アルバムも「LYNCH MOB」名義の「リンチ・モブ」1枚しか持ってないし・・。強いて言うなら母方の伯父に顔つきの似た人がいて、それで親近感を持っているぐらいかな。

で、ギターのほうはReverse & Matching Headの「PURPLE TIGER」です。しかもESPではなくLTD・・(笑)この辺がB級ギターコレクターっぽくていいでしょ?根っからのファンでもないのに、3,40万も出してトラ柄のESPギターなんて買いませんって!

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確かにこれを入手した動機は「派手だから」であったことは間違いありません。このカラーリングは相当衝撃的です。しかも綺麗!いーよねー、紫って。好きだな~。

でもそこはLTD、悲しいかな「廉価版」なのね。多分、ESP製とは使われている材が違うんでしょうねー。アンプを通して音を出した時に「ちょい、今一感」があるのね。LTDだからっていう先入観もあるかも知んないし、ピックアップとの相性かもしれないけど、この面構えから出るべき音は違うだろー、っていう感じだった。もう一つ、ネックの握り具合も自分にはしっくり来なかった。弾き込めば感触は変わってくるのかもしれないけどさ。

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このギターのピック・アップ構成は、フロントにシングル、リアにハムバッカーとなっていますが、セレクタースイッチは付いていなくて、ヴォリュームのノブをPUSH/PULLして切り替えるようになっています。Floyd Roseのブリッジが乗っていて、ネック側もロックナットで弦が止まるようになっています。

これ持ってステージに上がったら目立つこと間違い無しなんでしょうけどね・・まぁ、もう少し気長にお付き合いしてみましょうか。お互いにいいところが見えてくるかもしれないしね。

次回は、もう一度ベース・ギターを取り上げます。

7本目。ホームビルドギター

それぞれのギタリストが理想とするギターの要求仕様って、人それぞれに違いがあると思います。私の場合で言えば、理想はハムバッキングPU、ロック式のフロイドローズタイプのユニット、ミディアムスケール(ギブソンスケール)でジャンボフレット、ダブルカッタウェイでハイフレットに容易に指が届き、魔法のようなフレーズが難なく弾きこなせる、他に誰も持っていないシルエット・カラーリングのギター、ということになります。

究極の理想的なギターは、超一流のビルダーに最高の材とパーツによって作らせることで叶うのでしょうが、しがない小市民の我々には夢のまた夢。そんな時は金を出さずに知恵を出せ!ということで、自分で作ってしまうのが手っ取り早くて楽しいってもんです。
かのエドワード・ヴァンヘイレンも自らコンポーネントギターを組んだり、既製品を加工して使っていましたよね。
幸い、エレクトリックギターに関しては改造用のリプレイスメントパーツや補修用のパーツが容易に手に入るため、オリジナルギターを作ることがそれほど困難ではありません。

そこで、今回取り上げるのは様々なパーツを組み合わせて作ったホームビルドのギターです。

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まずボディはフェルナンデスのFSTシリーズのもの、ネックは現在装着しているものが3代目となるTOKAI製。フロイドローズタイプのロック式FRTユニット。そしてピックアップにはフェルナンデスのサスティナーを搭載し、スカルペイントのピックガードを付けています。

サスティナーユニット本体は本来ボディの裏から装着するものですが、工作を楽にするためにボディの表面から掘り込んでパネル止めにしてあります。サスティナーにはいくつかの種類があるようですが、このユニットは9V電池一個で駆動するタイプで、ユニット単体で別売りされていたものです。ミニスイッチの切り替えで実音を伸ばすモードと倍音を伸ばすモード、その中間のモードを選ぶことが出来るようになっています。サンプリングによって同じ音を出し続ける訳ではないので、ビブラートを掛けたりすることもできます。

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もともとEXタイプのバナナヘッドのネックを付けていて、なんとなくバンヘイレンのストラトっぽい雰囲気でしたが、フレットに異常が生じて別のネックに付け替えたのですが、2本目のネックは音程が安定しなかったため(いわゆるフレット音痴?)、現在のコンコルドヘッドタイプのトーカイ製に落ち着いています。
サスティナーを付けたのは2本目のネックに交換した頃で、ピックガード交換は3本目のネックに取り替えた以降でした。新しいバナナヘッドタイプのネックが見つかれば4本目への換装もあるかもしれませんが、ひとまずは現状の組み合わせで落ち着くのではないかと思います。

自分で組み立てるとなるとギターそのものの構造やパーツの規格など、普段余り気にもしないことが見えてきて、それはそれで面白いものです。ただ、規格そのものが統一されていないので、製造メーカーによっては同じパーツながら大きさが違う事などが往々にしてあるため、使えるようなギターを組み上げるのは結構シンドイ作業になることがあります。

さて、次回は大阪のおばちゃんも喜ぶ(?)ハデハデなギターを取り上げます。





6本目。 Epiphone RIPPER BASS

ロック系のベーシストが持つベースギターって、やっぱフェンダー系のジャズベースやプレジションベースの印象が強いですね。使っている人も多いし。
他のメーカーだとMOON,ESP,WARWICK,IbanezやGRECO,YAMAHA,KAWAI,FERNANDESなどがオリジナルのベースを出しています。
元々ギター弾きのため、ベースのことって良く知らないのですが、弾いてみると中々面白い楽器です。

ギタリストの私がベースを手にするようになった切っ掛けは、自作曲のデモテープを作るに際して自分でベースを弾いてレコーディングする必要があったからです。(ドラムはマシーンを使いましたけどね)

その後、KISSのコピーバンドに加わることになり、ポールとエースのポジションが埋まっていたので、とりあえずジーン役をやることになり、ピック弾きでベースをやってました。もちろん、火を噴いたり血を吐いたりはしませんでしたが・・。
その流れでMILLINDAというポップロックバンドに最初は助っ人ベースとして加入し、そのまま3年間「MEGU」という名前でベースを弾いていました。このバンドでは述べ33回ステージに上がってますので、NOAHのギタリストとしてのステージ登壇回数を倍する数です。
現在もMILLINDAは元気に活動中で、ナオタケさんという上手なベースさんが加入されています。(MILLINDAのHP http://www2.ttcn.ne.jp/~millinda/

さて、今回取り上げるのはKISSのコピーバンドでジーンシモンズをやるために入手したEpiphone RIPPER BASS(エピフォン/リッパーベース)です。

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モノホンのGIBSON製でないところがキッチュですが・・。

ジーンシモンズと言えば近年はPUNISHERやAXEのイメージがありますが、70年代はニューヨークのカスタム・ギター・ショップ"Guitar Lab"のギター・ビルダー、チャーリー・レビューが製作したダブルカッタウェイのオリジナルベースやエンドース契約を結んでいたGibsonのRIPPER、GRABBERなどを使っていました。ライヴアルバム「ALIVE!」のジャケットの中でジーンが手にしているベースがGRABBERです。

KISSのコピーバンドでジーンシモンズをやるにあたって色々ベースを物色している時に、新品のこのエピフォン/リッパーベースを見つけました。それまでMILLINDAで使っていたベースがミディアムスケールで比較的ボディが小さかったのですが、それに比べるとこいつはロングスケールでボディ自体もデカくて取り回しがキツいなー、というのが第一印象でした。

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GIBSONのリッパーベースは1973年に発売され、79年には製造が中止されました。その後何度か復刻モデルが発売されているようですが、その都度少しずつ仕様が変わっています。このエピフォンのモデルはワンピックアップでセレクタースイッチの無いタイプです。ボディはアッシュ、ネックはメイプルで音のツブ立ちがはっきりしている印象があります。

参加していたKISSのコピーバンドのほうはその後流れ解散状態になってしまいましたが、他の3人のメンバーは新しいジーンシモンズを加えてフルメイクのコピーバンド「ライダーキッス」(HP URL http://www.k4.dion.ne.jp/~raida-k/)を結成して今なお活躍中です。

今更フルメイクする勇気はありませんが、このリッパーベースでもう一度C'mon and love meをやってみたいですねー。

さてさて、次回は再びギターに戻ってホームビルド・自作のコンポーネントギターを取り上げます。

ロックなグッズ Part.1

一月近く更新を空けてしまいました。すんまそん。

風邪ひいて体調を崩していたのと、掲載用の写真が揃わなかったのと、PC不調でインターネットに接続できない状態となっていたためです。

更新のお知らせが入っていたので、Windows XPのService Pack 3をダウンロードしたところインターネット・メールともサーバーに接続できない状態となってしまいました。原因はPCに導入しているウイルス対策ソフト(ウイルスバスター2007)がService Pack 2までしか対応していなかったためでした。Service Pack 3に対応しているウイルス対策ソフト(ウイルスバスター2009)にバージョンアップすることによって事なきを得ました。
一時はウイルスにでもやられてしまったか、はたまたサイバーパトロールに引っ掛かって回線を遮断されているのか、と心配しましたが、とりあえず回復して何よりでございました。

さて、前回告知しました「ロック・グッズ」を取り上げます。
今回は、アクセサリー系。ロック小僧御用達のギター型ペンダントヘッドです。
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これはハンドメイドでシルバーのペンダントヘッドを作っている「Pax-Guitar」の製品です。シルバー950の銀板をフリーハンドでカットしてやすりで形を整えて作っているとのことです。

写真はエクスプローラーで表面が波打っている「打ち込み」というタイプのものです。この他に表面が平らな「フラットタイプ マットシルバー仕上げ」というものもあります。ギターの種類としては他にストラト、テレキャス、FV、LP、SG、リッケンバッカーやマーチンなどアコギのモデルもあります。

また、他にギターピック型のペンダントヘッドなどもラインナップされています。

そして、ここの最大の「ウリ」はレギュラーモデル以外にカスタムオーダーでオリジナルのモデルを製作できることです。
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これはわたくしがカスタムオーダーした「PS-10」モデルです。
これを作ってくれた「GINZI」さんの話ではこの形のギターとしては初めてのオーダーだったようです。

EXとPS-10共にギターの裏側には「NOAH-JACK」と刻印を打ってもらいました。
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NOAHのライブの時には必ずどちらかを首から提げてます。

最近はピックアップやコントロールノブなどのディテールを表現した製品も作られているようです。
興味がありましたらHPを覗いてみてください。

URLは
http://pax-pax.com/guitar/index.htm
です。

さて、次回はまた倉庫に眠っているギターを引っ張り出してみましょう。
次はいつもの六弦ではなく四弦です。

5本目。FERNANDES FR/PIRATES GUITAR

私の名前「JACK」は、究極の自画自賛リーマンバンド「NOAH」でのコールネームです。

では、なぜ「JACK」なのでしょうか?
①家の裏庭に大きな豆の木があるから
②ドラマ「24」が死ぬほど好きだから
③映画「Crossroads」でSTEVE VAIが演じた悪魔と取引をしたギター弾きに憧れているから
④KISSのファンなので、映画「デトロイトメタルシティ」に出ていたジーン・シモンズの役名から取った
⑤映画「Pirates of the Caribbean」が好きだから

正解は⑤で~す。Johnny Depp演ずるキャプテン・ジャック・スパローから頂戴しました。

と言うことで、5本目に登場するのはパイレーツギターです。

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これは私のオリジナル「リメイクギター」です。
ベースはフェルナンデスのFRシリーズです。元々SSHのピックアップ・レイアウトだったものを、1ハム・1Voにしてあります。

このブログの最初の1本目に登場したGRECO M-110FRと同様の手法で作っています。ただし、これは試作第1号で、手探りで作ったために「粗」が目に付き、あまりいい出来にはなりませんでした。でも、見た目のインパクトは強力で、楽器としての機能は具備していますので、スタジオやライブで使用することは十分に叶姉妹です。

表面の絵柄は「Pirates of the Caribbean」の第1作目、「呪われた海賊たち」の公開時に、某電機メーカーが促販用に作った非売品のバンダナです。丁度、クロスする剣がギターのボディ内に収まるので、「これは行ける!」と思い、ギターの塗装を全部剥いで張り込んで見ました。ヘッドでもスカルが笑っています。

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全体に塗装も荒く、気泡によるクレーターが多く残り、クリアの磨き上げも十分ではないので、まるで海の底から引き上げられたような汚れ方をしています。
ピックアップを1ハムにしたのは、勿論、スカルが見えるようにするためですが、配線の簡素化やリプレイスするピックアップの数を減らしてコスト削減を図るためでもあります。このギターには奮発してゼブラカラーのダンカンを乗せています。

「人と違うギターを作りたい」その思いから始めたリメイクですが、電動工具を使わずに、すべて手作業で製作するためやたら時間が掛かります。工房や作業室みたいなものがあったら電動工具が使えて作業が楽になるのですが、マンションのベランダでの作業では音や粉塵を出すことができません。他に色々とアイディアがあるのですが、それらを具体化するにはまだまだ時間が掛かりそうです。

ということで、拙い文章ながらも5本目まで来ました。キリのいい所なのでここで一区切りとさせていただき、次回はギターから少し離れて「ロックなグッズ」関係を取り上げることとします。

4本目。ふらいんぐぶい~ GRECO FV

今回取り上げるのはFLYING-Vです。

オーソドックスなレスポールやストラトに対して、エクスプローラーなどとともに「変形」扱いされているギターです。その点では、1,2本目に取り上げたミラージュも「変形」ですね。多分、変わった形が好きなんでしょう。

FLYING-Vも好きなギターのひとつで、いくつかのメーカーの異なるモデルを数本所持しています。
私にとってFVギタリストとして印象が強いのは何と言ってもマイケルシェンカーです。
記憶に間違いが無ければ、最初に手にしたアルバムはUFOの「PHENOMENON/現象」のLP(CDじゃないよ~)でした。マイケルのトレードマークは白/黒ツートンのFVですが、彼がそれを使い始めたのは確か79年前後で、それまでのUFO~SCORPIONS時代はリペイントしていない白や黒といった単色のFVを使っていました。自分の中ではこの頃の、つまりUFO時代のシェンカーVは「白」という印象がとても強く残っています。高崎晃がレイジー結成時に白いFVを使っていたのも、同じ時代のマイケルシェンカーの影響を受けていたからのようです。

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マイケルシェンカーは、兄のルドルフシェンカーが所持していた71年製「メダリオン」や75年以降にリイシューされた、66年製ファースト・リイシューのモデルよりもヘッド・ストックの先端が丸くなったFVを使っていました。80年代に入ると本家GIBSONのFVが初期のとんがり頭に戻してしまい、国産のコピーモデルもそれに倣ったため、楽器店の店頭でヘッド先端が丸いFVを見る機会がしばらくありませんでした。

今、このGRECOのFVが手元にないので(マジで50本も手元に置いとけませんて・・)シリアルナンバーを確認できないのですが、多分90年代くらいの製造だと思われます。勿論、丸頭のFVです。これは特に改造を施していません。NOAHのスタジオワークの時に1,2回持ち出しているように思います。

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アームを必要としない楽曲のときにNOAHライブで使ってみたいな~、とは思います。
その時はコントロールノブを白いヤツに換えて、Vの下のトンガリを股に挟んでソロを弾き倒してやるのさ!!

さて、次回5本目は私のバンド・ネームJACKに因んだ1本を取り上げましょう。

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